2018年10月29日月曜日

文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン作成検討会議

現在,文化庁では,部活動ガイドライン策定に向けて
検討中です。ネットで議事録も見ることができます。
吹奏楽連盟の丸谷明夫理事長の発言です。

>吹奏楽連盟は今年80周年を迎えました。いろいろと試行錯誤をしてきてやってきたわ けですが、今日も見ているだけでご存知のように過熱している面もあれば末端の方では ご苦労されている先生がおられます。我々の中で自分たちがやってきたことをすべてよ しとはせずにご意見を聞きながら改善すべきところは改善してよりいいものを作りたい なと思います。 その中でちまちまと子どもたちと一緒にやってこられた先生方もいると思います。ここ に来てこういったものが出されて、私の見ているところでは先生がやる気を失っている 場合もあります。部活動だけが全てだというのは本末転倒だと言われればその通りです が、そういう先生は授業もしっかりやった上で部活動に励んでいても、上からそういう ことを否定されたように思われる先生も多いです。私の中でもたくさんたくさん聞きま す。私の娘も吹奏楽をやっておりますが、ここに来て上からこれだけ休め、という話が 出ると、休めることがうれしいわけではなくやっていることに嫌気がさしてします。こ れは事実です。今あちこちで見る事実です。そこのところはなんとか認識いただけたら と思います。 そして揚村先生がおっしゃっていたように管理する立場と実際にやっている方は本当に 難しいと思います。公立と私立の格差も私たちは感じております。予算もありません。 何にもない中で子どもたちが好きでやってこられたんですね。そんな中でこれから中学校はこの形で変わったら間違いなく吹奏楽人口は減ります。日本の吹奏楽というより も、音楽家としての質が低くなっていくと思います。プロの管楽器奏者の多くは中学、 高校で吹奏楽部に所属していました。学校としていろいろありますが、みんなそんな学 校ばかりでなく、前回の会議でもありましたが部活動が理由で来ている子もいます。先 生が無理やり押さえつけてやっているかというと、そんなに子どもたちが何でもかんで もいうことを聞くわけではないということも先生たちご存知だと思います。ところが何 となく子どもが自由を奪われているように仰られますが、子どもがそんなに何でも言う ことを聞くとは僕も思えません。休みを取らずに先生も生徒も喜んでずっとやるという ところはそんなにできるわけなく、するわけがないと思います。大人の都合で言ってい ないか。ここをもう少し考えていただけたらと思います。
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妹尾委員が仰ったように負担軽減等様々ありますが、負担軽減と子どもに休みを与える ことは違うと思います。大人の都合です。働き方とこれを結び付けられたところが僕は 間違っていると思います。

今後のことについていろいろ考えさせられます。

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