2016年11月22日火曜日

天才と…紙一重…!

枯葉を集めれば焼き芋…秋!
よく聞く言葉ですが
これは「天才は馬鹿だ。」という意味ではありません。
また天才はオールマイティではありません。
天才的ということは
自分の才能に貪欲で
他のことには目もくれないから
他の人に「天才」と認められるのです。
たとえば鉄道マニア(鉄オタ)は
全国すべての駅名や路線名などを覚えている人が
いますが、それは一般社会でどの程度役に立つでしょうか?
また漢字をたくさん読み書きできる人が
常に国語の成績がトップかと言われれば
そうとも限りません。
逆にそれしか出来ない人は
「変な人」扱いです。
でも、そういう私は高校生の時に
漢字テストで全校トップをとって
すっかり気をよくして(勘違いして?)
今も国語を教えています。

今の日本の社会で「天才」と言われている人は
すべての教科で満遍なく平均以上をとれる人なのです。
これでは、大発明家や大事業主は出てきません。
音楽の世界で
モーツアルトやベートーヴェンは,誰が見ても
「天才」ですが彼らが学校で優秀な生徒かといえば
きっと「やっかいな」生徒だったに違いありません。
でも彼らの作った音楽には未だにだれも追いつけないのです。

そこまで行かなくても
私たちの部活は「ひとつのこと」を突き詰めようとしています。
これは,若いうちにしか出来ません。
30歳になっても50歳になってもやることは可能ですが
周りの環境が許してくれません。
だからこそ中学生の今、自分の可能性を信じて
やれることを限界までやって欲しいのです。
自分に限界を作ってはいけないのです。
あるときまで限界だと思っていたことが
練習を続けていると、ふと出来てしまうことが
あるのです。そこから得られる喜びや達成感は
半端ではありません。

吹部のみなさんは知っているはずです。
努力を続けることの苦しさや
それが達成できたときの痺れるような感覚を…。
また達成感は「簡単に手に入れたものは少ない。」のです。
音楽の本来的な喜びは,お客様の素直な反応と拍手で
報いられると思います。
しかしこれは数字や量では計ることが出来ません。
だからこそコンクールが流行るのです。
アンコンまで、あと3週間を切り
新人戦までも、あと48日だそうです。
結果を出し,拍手をいただくとともに
みなさんと喜びを分かち合いたいと切望します。

0 件のコメント:

コメントを投稿