部活の目的は何度も言っているように
「人としての成長」です。
それを達成するための方策として
コンクールなど大会は大きな役割があります。
大会参加に際しては
「一番をめざす…全国制覇」が大きな目標です。
最近の部活の流れは
「ガイドラインに沿った活動」…ですが
これは誰のためでしょうか?
生徒のため…もちろん生徒たちの本分は学習ですから
それに支障があるような活動は困ります。
しかし楽をして息抜き程度にする活動に
意義をみいだすことはできるのでしょうか?
教員のため…教員にとっても部活は、ほとんどが
ボランティアで本来の業務時間でできることは
ごく一部です。
これを解決するには
学校から部活を切り離し
学校は授業内のみで
その他の活動は外部のクラブで行うという形に
するのが一番良い方策だと考えます。
でも
現在の状況で「吹奏楽部」に限って
部活を外部活動とした場合
まず施設や設備がありません。
楽器…とくに打楽器や大型楽器は
学校の備品に頼っています。
次に騒音の問題…楽器はかなりの大きな音がします。
それを容認できる施設は学校外ではごく限られています。
また大会参加が現在、学校単位なために
複数から集まったメンバーの場合大会参加は
容易ではありません。
最後に指導者…これがもっとも大きな問題ですが
現在学校の教員が担っている指導を誰にお願いすべきか?
謝礼はどこから出すのか?
しかし今の学校には
ボランティアでも指導がしたくて
教員をやっている人間も少なからず存在します。
ガイドラインはそんな教員の意欲をも摘み取ろうとしているような
気がします。
今年のコンクール結果を見ると
ガイドラインが厳しく守られている市町村の
大会結果は思わしくありません。
某中学校などは
他校がガイドラインを策定している現況は
「チャンスだ」と言っていました。
そんな不公平は許せません。
生徒には罪はないからです。
部活は今後どうなってしまうのでしょうか?
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