今、私たちは大会に向けて
毎日練習に明け暮れています。
今というよりは年中…といったほうが良いかもしれません。
もちろん活動は大会だけではありません。
しかし
活動の中心に大会があるのは事実です。
音楽は「音を楽しむ」と書くので
お気楽に音を出して楽しんでいれば良いのか
と言うとそんなことはありません。
まず音を出すことに労力が必要で
それを音楽にすることがさらに大変です。
ようやく
楽器で音楽ができるようになったら
そこからが、またまた大変です。
そんな音楽なのですが
我々日本人は「コンペ好き」らしく
何事においても競い合ってしまいます。
本来、音楽に順位や賞は似合わないな…と
思っているのですが
日本の吹奏楽レベルが世界的に、こんなに発展したのは
吹奏楽コンクールの存在があったからだと思います。
実際、こういう経費のかかるお稽古事を
「ただ愛好している」というだけでは
世間はお金を出してはもらえません。
私が楽器を始めた昭和40年代は
穴の開いた金管楽器や
タンポの塞がらない木管楽器
チューニングのままならない打楽器で
演奏をしていました。
それでもけっこう楽しんでいたようにも
思いますが
どちらが音楽を深く追究しているかといえば
今の方が数倍深いです。
やっていることの専門度がまるで違います。
音楽はいろいろな楽しみ方があるのですが
その入口として
学校の吹奏楽部、そしてコンクールをはじめとする
大会によって得るものは大きいです。
そうして音楽の基礎を身につけ
生涯にわたって音楽と共に
生活してほしいと願っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿