「徒然草」という鎌倉時代の随筆に
「高名の木登り」という話があります。
ある木登り名人が、木を登っている人に
「下の方に来たら気をつけなさい。」というのです。
周りの人は「高い所こそ気をつけなければならない。」のでは
と不審に思って聞いてみると名人は
「高い所は誰でも気をつけるもの…低い所こそ
きをつけなければならない。」と教えたそうです。
これは
私たちの練習でも同じです。
いつも間違っている所や
上手くいかない所はたくさん練習をしますが
いつもできているところや
何気なく通り過ぎている所が
恐いです。
また
演奏そのものについても
できているつもりが一番恐いです。
できているつもり…やっているつもりでも
聞いている人には
そう聞こえていないものがあるのです。
夏休みに入って毎日練習していると
だんだんできたつもりになります。
そして
できな所は、できないと決めつけてしまいがちになります。
それが恐いです。
最後の最後まで自分の課題を見つけて練習をしましょう。
それが解決の早道です。
…ちょっと国語の先生っぽかったですか?…(^_^)v
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