<作曲家 八木澤教司の公式ホームページより>
吹奏楽のための音詩「輝きの海へ」(2002)
この作品は千葉県市川市立新浜小学校吹奏楽部の
顧問である田川伸一郎先生より委嘱を頂き,
2002年4月に完成しました。作曲にあたって
「《輝きの海へ》というタイトルで
【キラキラと輝く朝の海】
【荒れ狂う嵐の海】
【優しく包み込むような雄大な海】を表現してほしい。
同時に子供たちが多くの困難をも乗り越え,希望のある未来へと向かってほしい」
というメッセージを込めるよう頼まれました。
↓ とてもわかりやすい動画です。是非見てください。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=5bDS0uaCcIc
何というわかりやすい,作曲の依頼、意図でしょう。
そして、その依頼に見事に応えた作品になっています。
この曲が、2002年初演以来、大ヒットとなっている意味が良くわかります。
素晴らしい作品です。
八木澤先生は今年も新潟にも来ていただき
吹奏楽のいろいろなお話をさせていただきました。
たくさんのアイディアをお持ちの作曲家です。
作曲家という仕事は
自分で作った曲を,他の人に演奏してもらわなくてはいけません。
ということは
自分の考え(意図)をわかりやすく、かつ、正確に伝えなくてはいけない
のです。小説家はこれを言葉で伝えますが作曲家は音符で伝えます。
素晴らしいことですが,難しいことでもあります。
それが出来る人を、純粋に尊敬します。
そして私を含め演奏者はその曲を、作曲家の意図を探りつつ
再現するのです。
言葉による表現よりも、より意図が掴みにくいですが
その分、演奏者が自由に解釈して表現することのできる余地が
多くて可能性を感じます。
これは何もこの曲に限ったことではありません。
すべての曲について
「作曲家の意図とそれを探る演奏者の表現」があり
それを私たちは「音楽」と言っているのです。
…話しが堅苦しくなってしまいました。
ゴメンナサイ…。
では、また明日、音楽の可能性を探る旅(練習とも言います。)に
出ましょう。楽しみです(^_^)v
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