2015年6月6日土曜日

吹奏楽部の中学生へ…♪

卒業生のM田先生に依頼して書いてもらった原稿の一部を紹介します。

今の時期は夏のコンクールに向けて毎日頑張って練習に励んでいると思いますが、吹奏楽部での経験を通して得るものは何も楽器の技術だけではありません。私が職業に“音楽家”を選んだ事だけでなく、あらゆる社会生活においての必要な事に対して、中学高校時代に吹奏楽部で経験した事が非常に役立っていると今でも強く感じています。別に私は音楽家を目指す学生さんを勧誘したいのではなく()、楽器の練習を通して学べることが沢山あるので、今日はその事をお伝えしたいと思います。
 吹奏楽というのは野球やサッカーのように団体競技であり、みんなで協力して「素晴らしい演奏」を作ることが目標となります。皆さんはこの実体の見えにくい目標に向かって答えを探していくわけですが、当然周りと意見がぶつかることがあるでしょう。これは我々プロ同士の現場でも全く同じことが起きます。良いアンサンブルのためには「他人を尊重しながらも自分がどうあるべきか?」を常に考えながら演奏しないといけません。周りと合わず何か困難の壁が立ちはだかったとき、この言葉を思い出してみてください。周囲に対して思いやりと感謝の気持ちを常に持ちつつ、適度に自己主張が出来る。これは楽器の演奏でも社会生活においても必要な事だと思います。

私も同感です。さすがプロは言うことが違います。いえ.同じことを言っても重みが違うのです。↑にもあるように吹奏楽は、究極の団体演奏です。本来一つでもパーツが欠けていれば充分な演奏もできませんし練習にもならないのです。でも現実は、全く違います。
毎日、さまざまな理由で欠ける人がいます。その人は自分の存在の重さをどれだけ知っているのでしょうか?私は、充実した編成や楽器を言っているのではないのです。
現在いるべき人が、そこにしてほしい…。それがたとえ偏った編成でも不十分な編成でも技術でも、今の私たちの音楽がそこにあるはずです。それを、みんなで協力して向上させるのが合奏の醍醐味だと思うのですが、どうですか?

今日の練習でもボランティア活動や塾やよくわからない「家の用事」とやらでいない人がたくさんいました。それぞれ止むに止まれぬ事情があるのだと思いますが、それで目標達成に向けて努力しているとは言えないと思います。私は外出していても可能なかぎり、ほんの少しの時間でも部活に(^_^)を出すことにしています。

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、今日は、クラ、サックスのレッスンや午後のセクション練習のおかげで、音質が一歩向上したように思います。でも、ほんの一歩です。みんなで揃って、この一歩を積み上げていかなければ、大きな一歩にはなりません。なんか気持ちは焦ってきます(-_-;)自分を励まさねば( ^o^)ノ

明日に期待します。
明日は、大会に向けて個人個人…宣言を書いてもらいます(^_^)


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