ある保護者の方から
「中学生の部活に高額な謝礼が必要な講師指導は必要ですか?」
との質問がありました。
お答えします。
必要だと考えています。もともと部活動は、子供たちの自主活動でした。(何十年も前は)
ですからその頃は、講師指導なんてほんとに、たまにイベントとしてあるくらいでした。
しかし、現在はプロの演奏家や指導者を年に何回か、お招きして
音楽的なことはもちろん部活の運営までアドバイスをいただいています。
これは当校が特殊な例ではなくて、かなり多くの学校が行っています。
とくに大会で上位を狙うには必須と言っても過言ではありません。
私が、講師の先生をお招きするのは、子どもたちを引き付ける指導法を身に付けた方だからです。さらに私たちでは気がつかないような深い音楽的アドバイスをしていただけるからです。また、こういった方はいろいろな学校の情報もお持ちですから、そういった情報も楽しみにしています。
また、大会が近付いてくると顧問だけでは客観的に聞くことさえできなくなるのです。
そういうときにも講師の先生の耳が大切です。
しかし、当然プロですから、それなりの「ギャラ」が必要です。首都圏からお呼びするときには交通費も必要です。
ではもっと近くに、よい先生がいるのではないか?
という声も聞こえてきます。もちろん県内にも立派な方もいますが
そういう方は、アドバイスを求めても
「ああ。いいですね。先生の方がよくお分かりでしょう。わたしなんかに言えることはありません。」
程度の遠慮がちな答えしか帰ってこないのが現状です。
実際私もあちこちで先ほどのような質問を受けるのですが
「自身もないし、あまり細かく言える時間もないし…」と考えてお茶を濁すような答えになってしまうことが何度もありました。もちろんすべてではないのですが
客観的にまとまった指導を受けるためにはプロしかないというのが
30年吹奏楽部をもって指導して得た結論なのです。
保護者の方の負担が大きく大変恐縮しておりますが
この方法が「演奏を大会に向けて聞きばえよくする近道」だと思います。
しかし、この保護者会費も、実は20年ほど前から変わっていません。
(私の持っている吹奏楽部では)
それぞれの先生方には、経費面などで倹約していただいています。
→ 今日2回目の更新です(^-^)
質問ご意見等がありましたら何なりとお寄せください。